かながわ生き活き市民基金


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居場所フォーラム「人と人とがつながりあう地域づくりに向けた居場所の可能性」を開催しました。

10月26日(土)オルタナティブ生活館スペースオルタにて、第2回居場所フォーラム「人と人とがつながりあう地域づくりに向けた居場所の可能性」を開催しました。
第1部は加藤彰彦さん(沖縄大学名誉教授)による基調講演「共に生きる場の再創造~活動の現場からの提言~」が行われました。
第2部では「福祉たすけあい基金」助成団体より居場所活動に取り組む、みんなの居場所よこすか(横須賀市)、ひだまりの家プロジェクト(座間市)、ら・ぱれっと(茅ヶ崎市)の3団体の活動報告、その後、加藤さんを交えたディスカッションが行われました。
その様子を市民ライター田久保薫子さんが取材しましたので、以下に掲載します。

<居場所づくりはタカラモノ探し>
「現在いる場所を安心して生きられる場所にする。理想的で完璧な場所はないからこそ、自分のまちの生きる場にすることが居場所づくりの意義であり可能性だ」と加藤氏は語る。小学校教員、児童相談所のケースワーカーなどを経て、沖縄で子どもの貧困をテーマに調査・研究活動に取り組んできた経験から、生きている意味を「どんなにつらくとも生きること。子孫を安心して育てることが生きる目的であり、食、住、仲間も大切」と定義した沖縄時代も振り返る。お金がないことだけが貧困なのではなく、「生きる、守られる、育つ、参加する」の4つの権利が守られないことも子どもの貧困だと指摘する。
 居場所づくりは「地域において主人公となる人が誰か」を考えることが重要だと加藤氏は語る。主人公となる子ども、母親、高齢者、障害のある人、外国人などが安心できる場が大切で、「集まる人の中から新たな活動が生まれ、人々がつながることが原動力になる。お母さんと子どもが元気な場は発展し、その姿を見て応援したくなることで、お父さんも元気になる」と微笑む。
 居場所づくりの一歩をどう踏み出すかと問うと、「自分の地域の人材、歴史、文化といったタカラモノを見つけること」と励まされた。自分のまちにも縁側のような誰でも、いつでも訪れることのできる「場」を。さあ、タカラモノ探しをはじめよう。
(市民ライター 田久保 薫子)