桜井理事の生き活きブログ

さがみ生活クラブ生協理事長で、かながわ生き活き市民基金理事の桜井薫です。

さがみ生活クラブには、11/11現在で2068人の「福祉たすけあい基金」の参加者がいます。組合員の5人に1人以上が参加者という計算になります。おおくは、毎年7月位に開催される「在高確認集会」での組合員リーダーの呼びかけが参加のきっかけとなっています。

13年度からさがみは、生活リハビリクラブという参加型福祉の拠点づくりに取り組んできました。その活動をすすめる中で気が付いたのは、地域の中に共助の仕組みを多様に作っていくことの重要性でした。組合員の声を聞いただけでも、介護、子育てなど福祉に関するニーズは多様です。当時者の声を聞けば、今ある制度について、使いづらい、知らない、知っていてもなかなか使おうと思えないなど切実な課題が浮き彫りになりました。

そこから、『本当に暮らし続けたいと思える地域を創るには、自分たちの活動を広げるだけでは足りない、同じような志を持って活動している市民活動を支援することが必要だ、それが巡り巡って自分自身のためになる、だから、この基金に参加しようよ』というのが、組合員リーダーのメッセージになりました。

今、世の中に多くの不安要素がある中、如何に節約して暮らし自分の生活を守るかが問題で、そうそうお金にゆとりがある組合員ばかりではありませんが、このメッセージに賛同し、目の前で参加用紙に記入してくれる人が多く、うれしかったことを覚えています。たすけあう地域って、本当にできるかもしれないと手ごたえを覚えました。

さがみ生活クラブがめざす「自分らしく暮らすことができるさがみを協同の力で創ろう」という活動にこの基金をどんどんひきつけていきたいと思います。実際にこの基金を使って活動する団体がさがみのエリアに増えていくことを願っています。