2015年12月5日
報告
生き活き市民基金
12月4日晴天強風の中、NPO法人ワーカーズコープ『笑天』を訪問しました。この企画は神奈川県協同組合連絡会が主催したもので、協同組合体験・交流学校の企画として開催されました。企画タイトル『協同労働を知る~農業と福祉の連携による地域課題解決のための仕事おこし~」にあるように、ワーカーズコープ(センター事業団)が、足柄上郡5町の生活保護・生活困窮の方々の相談・就労支援事業として進めているもので、県からの受託事業です。この日は、生協、農協、市民団体から10名が参加しました。
就農研修を行っている畑は、松田町の酒匂川東岸に広がっており、地元の農業生産法人・㈱報徳農場との提携によって野菜作りを「笑天」スタッフ、利用者の方々で行っています。
畑では、スタッフの原さん・磯野さん、そしてセンター事業団県央エリアマネージャーの松木さんから説明を受け、またキャベツやサトイモの収穫体験を行いました。
「笑天」の事務所は畑から車で10分程の開成町にあります。一戸建てを賃借したもので、畑見学の後は、事務所でワーカーズコープ(センター事業団)の成田本部長、鳴海副本部長、松木さんから、事業の現状と今後の展望について説明を受けました。
農福連携と一言でいいますが、市民団体が就農支援を事業として行う場合には様々なハードルがあります。今後は、ワーカーズコープ笑天の事業をキッカケとして、足柄上郡・小田原地域で、「まちづくり・仕事おこし」の新たな事業展開にチャレンジしていきたいという話を伺いました。今後の展開に注目したいと思います。