第18期福祉たすけあい基金助成団体が決定しました。※選考委員長講評を追加しました。

 県下の市民1万1千人の毎月100円の寄付で非営利の市民活動に助成する「福祉たすけあい基金」(公益財団かながわ生き活き市民基金)第18期(通常型)の助成先が決定しました。神奈川で起きている課題の解決を志す市民活動を行う17団体に対し、4,000,000円の助成が決定しました。

 

第18期(2022年9月)助成団体一覧

 

選考委員長 手塚 明美

 第18期福祉たすけあい基金は、新型コロナ感染の拡大防止という、限られた活動環境を乗り越える勢いを感じるかのように、応募の際しての事前の相談では、説明会参加と個別相談を合わせて40団体以上の皆さんにお会いしました。締め切りまでに、21団体が申請し、申請総金額は助成予算の約2.5倍の9,994,738円に上りました。今期の申請テーマの特徴は、障がい者支援活動が最も多く、生活困窮者支援、居場所づくりと続きます。申請金額は、それぞれの申請団体の予算規模によって、しっかりと必要な予算を積算されたと思われ、7万円から100万円と広い幅がありました。

 


 できるだけ多くの活動を支援したいという選考委員の想いから、約3か月をかけて選考し、満額助成は3団体に留まりましたが、一部助成14団体、合計17団体、総額400万円の助成を決定させていただきました。残念ながら、今期では助成することができなかった4団体の皆様の活動そのものへの賛同は十分にあったものの、限られた予算の中にあって、見送らざるを得ない結果となりました。選考に関わった委員の一人として今回は大変重い選考会でした。

 


 神奈川県下には、解決のできていない課題がまだまだ多く残されている現状です。福祉たすけあい基金は、その改善に向け頑張る非営利の市民活動に助成してまいります。引き続きのご支援とご協力を賜りたく、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

(一社)ソーシャルコーディネートかながわ 理事長
                            (公財)かながわ生き活き市民基金理事