結の樹よってけし(9,11期助成団体)と本もく座(7,9,11期助成団体)のコラボ企画「お月見だんごづくりと本もく座の紙しばい」が開催されました

10月11日、豊かな自然に囲まれた清川村の「よってけさん」(第9,11期助成団体である結の樹よってけしが運営する古民家カフェ)を訪ねました。土間に縁側、そして大黒柱を中心に10畳が4つという築180年の古民家です。暖かい手作りのお団子と豚汁をご馳走になり、「十三夜のおはなし会」を行いました。

 お年寄りから赤ちゃん連れのお母さんまで、30人を超える人に来ていただきました。絵本に紙芝居にわらべうた。紙芝居が珍しかったのか、幾つもの小さな手が絵に触れたり、引っ張ったりするので思うように読めず、後ろの方で見ていてくださった方々には少し物足りなかったかも知れません。でも、最後はみんなで「里の秋」を歌い、秋のひとときを楽しみました。

 地元の方と新しく移り住んだ方の間には、様々な行き違いや世代間のギャップがありますが、この大きな家がそれらをおおらかに受け入れているように感じました。

 大型台風19号が接近する中、厚い雲の上の十三夜の月に、清川村と本牧、山と海の交流が続きますようにと願いました。
(本もく座 寺島雅子)