第22期福祉たすけあい基金(通常型)の助成団体が決定しました。

 

福祉たすけあい基金は、現在1万人を超える生活クラブ組合員・市民からの毎月100円の寄付を原資に、子ども、高齢者、障がい者など社会で弱い立場にある人々を支援する市民活動、まちづくり活動市民活動の掘り起こし、市民団体のネットワークづくりなどに取り組む市民活動団体に対して年2回の助成を行っています。第22期(通常型)は、8団体へ総額3,285,176円の助成が決定しました。

選考講評

選考委員長  手塚 明美


第22期福祉たすけあい基金の選考が終了しました。これまでのコロナ禍後の緊急支援的な申請は一段落したためなのか、今期申請は10件と落ち着いた申請状況となりました。申請内容には、「協力者・支援者を広げる」、「参加者を広げる」、「認知を広げる」、「活動そのものを広げる」など、「広げる」がキーワードになっている活動が多くあり、その課題を解決するために、新しく斬新な手法を編み出すといった、チャレンジ性の高い申請書が届きました。選考のための評価のポイントにも、先駆性や参加性は大きく考えられていますので、読み進めていく時間も短く感じていました。中には、持続性や有効性などに課題も見受けられる申請もあり、選考会での意見のまとまりには大変時間を費やすこととなりました。結果、申請通りの助成が6件、一部助成が2件となりました。残念ながら今回は見送りとなった団体の皆様の先駆性やチャレンジ性は目を引くものがありました。次の機会への再チャレンジを期待しています。

(一社)ソーシャルコーディネートかながわ 理事長
 (公財)かながわ生き活き市民基金 理事

 

第22期 福祉たすけあい基金(通常型)の助成団体一覧

名称 主な活動地域 申請事業 助成内容 助成額(円)
いちはつ処 厚木市 いちはつ処(保健・医療 又は社会福祉の増進を図る事業の拡大) 広報費、講師謝金 42,000
NPO法人 あかり 横須賀市 リカバリーカレッジ事業 物品購入費、諸謝金、印刷費、消耗品費 1,000,000
NPO法人 街カフェ大倉山ミエル 横浜市 港北区 不登校のこどもたちに自由な居場所をつくる「ミエルの里」 会議費、交通費、通信費、消耗品費、印刷費、諸謝金、広報費、物品購入費 385,000
NPO法人 いごこちよか 相模原市緑区 障害児者等の福祉の増進に関する事業 印刷費、諸謝金、広報費、物品購入費 426,600
NPO法人 ハイテンション 厚木市 スロバフェス(年齢や世代、障害の有無や国籍などを問わず様々な人との交流イベント) 消耗品費、会議費、印刷費、賃貸料、諸謝金 396,576
THEアート・プロジェクト 多文化読み聞かせ隊 川崎市高津区 障がいのある方たちが中心になって演じる「かぐやひめ」 諸謝金 460,000
特定非営利活動法人 ぐるーぷ・ちえのわ 横浜市戸塚区 不登校児童生徒の多様な学び・交流の場つくり 消耗品、諸謝金、物品購入費 200,000
特定非営利活動法人 スペースナナ 横浜市青葉区 市民活動における担い手育成事業 諸謝金、交通費、人件費

375,000

合計       3,285,176