第20期福祉たすけあい基金(通常型)の助成団体が決定しました。

福祉たすけあい基金は、現在1万人を超える生活クラブ組合員・市民からの毎月100円の寄付を原資に、子ども、高齢者、障がい者など社会で弱い立場にある人々を支援する市民活動、まちづくり活動市民活動の掘り起こし、市民団体のネットワークづくりなどに取り組む市民活動団体に対して年2回の助成を行っています。第20期(通常型)は、15団体(裏面参照)への助成が決定しました。

選考講評

選考委員長  手塚 明美


 第20期福祉たすけあい助成の選考にあたり、応募された15の活動企画の内容をしっかりと拝見させていただきました。どの活動企画も現代社会の大きな社会的課題を捉え、実績を踏まえた提案となっており、特に社会の変化や今後の展望に期待できる企画内容であることがわかりました。準備した資金の中での選考となりましたので、申請額通りは4団体、残る11団体の皆様へのサポートは、助成額そのものを検討させていただき、応募したすべての活動に向け助成を行うこととなりました。

 今回は、特に活動テーマが多様で、一つの地域で応募にある活動が全て展開できたなら、どんなに居心地の良いまちができるのかと夢が膨らみました。現実にはそのようなことはあり得ないのですが、可能であれば他地域への展開も望みたい活動ばかりです。「福祉たすけあい基金」の「福祉」は広く「社会福祉」の観点を見据えていることを、常に市民の皆様にお伝えしていたことが、徐々に実を結んできたように感じた選考会となりました。応募された団体の皆様をはじめ、基金の原資にご協力いただいている皆様、活動を見守っている多くの市民の皆様に深くお礼を申し上げると伴に、引き続きのご協力を賜りたくどうぞよろしくお願いいたします。

(一社)ソーシャルコーディネートかながわ 理事長
 (公財)かながわ生き活き市民基金理事


第20期 福祉たすけあい基金(通常型)の助成団体一覧

名称 主な活動地域 申請事業 助成内容 助成額
チーム フランポネ 川崎市 日朝国際交流漫才大会 人件費、交通費、広報費など 415,000
特定非営利活動法人
神奈川フードバンク・プラス”
横須賀市 ひとり親家庭・無料学習会等への食支援の拡大事業 倉庫家賃 300,000
ことさんち 横浜市 里親子・縁組親子のためのあそび場[ことさんち]・『あかちゃんの会とおもちゃの広場』、広報啓発事業・活動事業 賃借料、広報費、消耗品費、印刷製本費 202,500
湘南とアジアの若者による未来創造事業実行委員会 藤沢市 絵本で子どもたちの世界をひろげるプログラム 絵本購入、ポシエット材料、絵本空輸費用 270,000
横内子どもサポートネットワーク協議会 平塚市 横内子どもサポートネットワーク協議会が主催する「横内マイタウンスクール」の継続的な活動のために 気球搭乗費用の一部、諸謝金、消耗品費など 220,000
特定非営利活動法人
鶴の仲間
横浜市 高齢者・障がいのある人など移動に制約のある人の外出支援(福祉有償運送) 車両リース代、駐車場代 200,000
一般社団法人神奈川県がん患者団体連合会 横浜市 神奈川県の学校へ「がん教育」を届ける 諸謝金の一部 300,000
かながわリトルベビーサークルpena 平塚市 リトルベビーへの理解を深めるための写真展開催やシンポジウムへの参加 写真展開催費用、シンポジウム参加交通費 197,000
あつぎ難聴者手話の会「虹」 厚木市 第4回やさしい手話講座 交通費、諸謝金など 50,000
NPO法人まちラボ 横浜市 ~仲間と出会う・仲間とまなぶ・地域とつながる~「みんなでつくる大人のしゃべり場」 広報費、諸謝金、通信費、会場費などの一部 163,500
特定非営利活動法人フードバンク横浜 横浜市 「食」でつながる地域プラットホーム事業 -フードロス削減とひとり親世帯支援をタイムリーに結びつける仕組み- システム管理者人件費の一部、広報費など 242,000
特定非営利活動法人フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会 横浜市 “常時ケアが必要な重度障害の方を対象にした訪問型生涯学習支援 「訪問カレッジEnjoyかながわ」” 交通費 500,000
特定非営利活動法人 ウィメンズハウス・花みずき 川崎市 孤立を防ぎ、地域と繋がるコミュニティスペースの拡充 ~スペースらいらっく7年目の再出発~ 諸謝金、広報費 310,000
一般社団法人アマヤドリ 葉山町 支援の狭間で孤立困窮する若者のためのアパート型シェルター認知のための広報事業 広報費の一部 330,000
一般社団法人とえはたえ 横浜市 福島県被災地研修 ~中高生によるスタディツアー~ 旅費交通費 300,000