地域の学び場支援助成「子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援助成(第2期)」助成団体が決定しました。

この助成は、市民が連帯し問題解決をめざす活動~子ども食堂・学習支援活動・フードバンク活動など~を応援することを目的に募金(子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援基金)を原資に立ち上げた助成プログラムです。「子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援助成」(第2期)では、昨年度に引き続き格差・貧困により子どもたちの学びの場や機会が制限されることのないように、無料塾、フリースクール、居場所などの学習支援活動を行う団体を対象に助成を行うことを決定しました。

 本助成は2023年10月~2023年3月の6カ月を事業対象期間としています。6月に募集を行い、当財団選考委員会にて審査され、12団体への助成を決定しました。

選考講評

選考委員長  手塚 明美


 今の社会に広がりつつある格差や貧困は子どもの生活環境に大きく影響し、コロナ禍を経て、ますます悪化しつつあります。当財団では、市民が連帯し問題解決を目指す活動に向け、「子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援基金」として寄付を募り、寄付が100万円を超えた段階で、公募・選考・助成を行う仕組みを創設しました。2022年度に第1回を実施し、皆様のご協力で2023年度も実施することができました。

 本年度は、予想を超える15団体の応募があり、選考は難航しました。大変残念ながら、全ての申請団体の皆様に助成金をお渡しすることができませんでした。しかしながら、子どもたちの学びの場や機会が制限されることに対する市民の関心の高さと、克服するための知恵や工夫を随所に見ることができ、いずれの活動も大変意義のある活動と思われました。

 本助成は、課題に気付いた市民が持ち寄った財源で、解決策を実行している市民を支え、実行している市民は課題の渦中に居る子ども達を支えます。ご協力には様々なカタチがあります。今回の助成を支えていただいた多くの関係者の方に深くお礼を申し上げますと共に、引き続きのご協力をお願いいたします。

(一社)ソーシャルコーディネートかながわ 理事長
 (公財)かながわ生き活き市民基金理事


子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援助成(第2期)助成団体一覧

団体名 活動地域 助成額 助成内容
“NPO法人スマイルパートナーズ 横須賀市 100,000 ボランティア交通費
“特定非営利活動法人
こどもの夢サポートセンター
横須賀市 100,000 教材費、広報費
特定非営利活動法人
地域で子どもを育む会
大和市 100,000 ボランティア交通費、広報費、通信費など
特定非営利活動法人
デジタルコンテンツ研究会
相模原市 100,000 教材費、企画費
みんなの居場所 結 横浜市 100,000 ボランティア交通費、会場費
たすき塾 横須賀市 100,000 ボランティア交通費・謝金
アクティヴ・ママ 座間市 100,000 物品購入費(教材含む)、通信費
特定非営利活動法人
育ち合い広場・てとてとて
藤沢市 100,000 会場費
NPO法人
てらこや食堂ラッキーズ
相模原市 100,000 ボランティア交通費
ひばり野のなかま達 平塚市 49,000 会場費、物品購入費
特定非営利活動法人
地域福祉を考える会
伊勢原市 35,000 教材費
NPO法人
自由創造ラボたんぽぽ
藤沢市 80,000 企画費